風に向かって 壁に向かって

風に向かって書くように。壁に向かって話すように。日記や考え事の中身を書いたり、気に入ったものの紹介をしています。どちらかといえば個人的に。

2016-01-01から1年間の記事一覧

名前のない怪物

個人的な、優れたゲームやアニメの曲の評価軸の一つとして「どれだけコンテンツの中身を表現しているか」という要素がある。 極端な話、この曲だけで中身の主題が十全に理解できる!!、というのはすごいなぁ、と思うのだ。 (一番すごいと思ったのがアニメ…

人生はただ一問の質問

人生はただ一問の質問にすぎぬと書けば二月のかもめ 寺山修司 人生は一問の質問である、とバサッと言われてしまえば、そんなもんかな、って気がしてくる。 けれどその質問を受け取れる人はすごく少ないと思う。 自分が思うに、多分「一問の質問」を問うナニ…

7月31日のソーダ水

海がすべてソーダ水になればいい。 空の上で栓の抜ける音がすればいい。 黒々と青い海の水も。 子供の汗ばんだ白いシャツも。 塩辛い空気も。 ガラス瓶の中で全てが混じればいい。 栓抜きのポンって音がする、その時に。 江の島に行ってきました。タイトルは…

海の日の

海の日のどこを切り取っても夏 (yama) 山頭火風の俳句にしてみた。 山梨のほったらかし温泉。日の出を見に来たことはあるけど、日中は初めて。 もう一句 海の日やええおっさんの赤帽子 yama 赤帽子かぶってもいいじゃない。海の日だもの。 写真を撮ろうとし…

鬼談

「ころされた、ぼくが、むかし」と手を引く子 私じゃないって何度言っても yama また短歌。 小野不由美の鬼談百景を読みながら

雨を呼ぶ土

『雨を呼ぶ声する土を踏みて行く カバンも傘も靴すら捨てて』yama 短歌を作ってみた。 夕方、久しぶりに雨を全身に浴びて帰った。 畑近くを通ると周囲一面から土の匂いがした。 全身に雨を浴びてみてわかった。 まわりの濃い空気も土も、余熱を捨てきれない…