豪遊する
仕事が無い日は行くとこなーい、って歌いたくなる感じの一日だったので、偶には豪遊してみた。
まずは、メイン目的の秋シャツ探し・・・は百貨店やら色々探すも全く気にいらず。代償行為として、一目見て気になった南米風のポンチョを購入。
これ、いつ着るんだろう・・・という疑問。まぁ、取り敢えずキャンプの時にでも着て気分を出すことにする。あと、家から徒歩10分以内ならいけるでしょ。
次はレコード屋だ!ということで池袋のタワレコへ。
いきなり柴田聡子の新譜を見つける。
自分の大学の地味系音楽サークルにいてもおかしくない佇まい。
試聴した曲は、前作よりも元気良く歌っている印象。音楽批評で『脱「味系」』と煽られていたのは、上手い表現だと思う。
どこかで平賀さち枝のことを「平熱の感性」と評していたけれど、この人も結構平熱だと思う。しかも、人よりやや低い平熱。
前作は好きな曲も多いけど、起伏が少ない+長いので、正直に言って全曲聴きとおすのはつらかった。今回はいけそう。
さらにダイアナ・パントンの新譜を発見したので購入。
この人のCDは聴きやすくて好き。安心感がある。
アイ・ビリーヴ・イン・リトル・シングス ~わたしの小さな願い
- アーティスト: ダイアナ・パントン
- 出版社/メーカー: MUZAK, INC.
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: CD
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お腹が減ったので、蕎麦屋に入る。池袋駅近くの地下に構えているお店。
ほんのり暗くて、JAZZがかかっていた。
なんか、なんでもJAZZかけとけばお洒落、みたいな風潮ないか・・・?イタリア料理屋さんとかもそうだけど。
メニュー表をみたら「ばくらい」があったので注文。ナマコとホヤで作った塩辛的なもの。仙台のスーパーで初めてホヤを見たときの衝撃を思い出した。
「何これ・・・?東南アジアの果物?」みたいな。
次は本屋。ジュンク堂へ。
前々から買いたいけれど高くて手が出せなかったものを買う。
「暴力の人類史」と 「千の顔を持つ英雄」
「暴力は時代を経るごとに減少してきた」という、ホントかいな?と聞き返したくなる話を扱った本。
分厚い。とにかく分厚い。統計データが多い。
一次、二次大戦時は中世よりも戦争による死亡率が低く、国家出現以前の未開、原始社会は戦争による死亡率が滅茶苦茶高い、らしい。
上巻を読んで、少年犯罪も凶悪犯罪も統計上どんどん減少しているのに、マスコミのニュースのせいで統計と実感が恐ろしく乖離している、という現象を思い出した。
さもありなん。
- 作者: ジョゼフキャンベル,Joseph Campbell,平田武靖,竹内洋一郎,浅輪幸夫,伊藤治雄,春日恒男,高橋進
- 出版社/メーカー: 人文書院
- 発売日: 2004/03
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 228回
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古今の英雄物語のパターンを分析した比較神話学の本。 この人の「神話の力」が面白かったので購入。
まじめな本を探すのに疲れたので、料理本コーナーへ。
先日初めて作ったシンガポールライスが美味しかったので、調子に乗ってタイ、ベトナム料理の本を探す・・・・も結論は「この程度なら、インターネットで代用できそうだなぁ」だった。クックパッドとか、全体のノリがあまり好きでないのだけれど。
ベトナム料理の棚の横に「パイナップルの歴史」という本が置いてあったので、熟読する。コロンブスが持ち帰ってきたのかー。
「宝石のような果肉と芳しい匂いで国王を魅了した」、「模様が数学のフィボナッチ数列に従う神秘性」とかどうも当時一大ブームを引き起こしたらしい。
パイナップルの黄金時代。
みんな、酸っぱい、とか、口がヒリヒリする、とかは気にならなかったんだろうか。
自分はパイナップルが好きではない。
本屋にいったあとは、デパートの地下街で菓子を物色した。
良く分からなかったので、取り敢えず人が並んでいた和菓子屋に並ぶ。
紫蘇入りおはぎと豆大福+最中。
電車の中で最中を頂く。豪遊した一日だった。