風に向かって 壁に向かって

風に向かって書くように。壁に向かって話すように。日記や考え事の中身を書いたり、気に入ったものの紹介をしています。どちらかといえば個人的に。

豪遊する

仕事が無い日は行くとこなーい、って歌いたくなる感じの一日だったので、偶には豪遊してみた。

 

まずは、メイン目的の秋シャツ探し・・・は百貨店やら色々探すも全く気にいらず。代償行為として、一目見て気になった南米風のポンチョを購入。

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これ、いつ着るんだろう・・・という疑問。まぁ、取り敢えずキャンプの時にでも着て気分を出すことにする。あと、家から徒歩10分以内ならいけるでしょ。

 

次はレコード屋だ!ということで池袋のタワレコへ。

いきなり柴田聡子の新譜を見つける。

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自分の大学の地味系音楽サークルにいてもおかしくない佇まい。

試聴した曲は、前作よりも元気良く歌っている印象。音楽批評で『脱「味系」』と煽られていたのは、上手い表現だと思う。

どこかで平賀さち枝のことを「平熱の感性」と評していたけれど、この人も結構平熱だと思う。しかも、人よりやや低い平熱。

前作は好きな曲も多いけど、起伏が少ない+長いので、正直に言って全曲聴きとおすのはつらかった。今回はいけそう。

 

柴田聡子

柴田聡子

 

 さらにダイアナ・パントンの新譜を発見したので購入。

この人のCDは聴きやすくて好き。安心感がある。 

アイ・ビリーヴ・イン・リトル・シングス ~わたしの小さな願い

アイ・ビリーヴ・イン・リトル・シングス ~わたしの小さな願い

 

 

お腹が減ったので、蕎麦屋に入る。池袋駅近くの地下に構えているお店。

 ほんのり暗くて、JAZZがかかっていた。

なんか、なんでもJAZZかけとけばお洒落、みたいな風潮ないか・・・?イタリア料理屋さんとかもそうだけど。

メニュー表をみたら「ばくらい」があったので注文。ナマコとホヤで作った塩辛的なもの。仙台のスーパーで初めてホヤを見たときの衝撃を思い出した。

「何これ・・・?東南アジアの果物?」みたいな。

 

次は本屋。ジュンク堂へ。

前々から買いたいけれど高くて手が出せなかったものを買う。

「暴力の人類史」と  「千の顔を持つ英雄」 

 

暴力の人類史 上

暴力の人類史 上

 

「暴力は時代を経るごとに減少してきた」という、ホントかいな?と聞き返したくなる話を扱った本。

分厚い。とにかく分厚い。統計データが多い。

一次、二次大戦時は中世よりも戦争による死亡率が低く、国家出現以前の未開、原始社会は戦争による死亡率が滅茶苦茶高い、らしい。

  

上巻を読んで、少年犯罪も凶悪犯罪も統計上どんどん減少しているのに、マスコミのニュースのせいで統計と実感が恐ろしく乖離している、という現象を思い出した。

さもありなん。

 

千の顔をもつ英雄〈上〉

千の顔をもつ英雄〈上〉

 

古今の英雄物語のパターンを分析した比較神話学の本。 この人の「神話の力」が面白かったので購入。

 

まじめな本を探すのに疲れたので、料理本コーナーへ。

 

先日初めて作ったシンガポールライスが美味しかったので、調子に乗ってタイ、ベトナム料理の本を探す・・・・も結論は「この程度なら、インターネットで代用できそうだなぁ」だった。クックパッドとか、全体のノリがあまり好きでないのだけれど。

 

ベトナム料理の棚の横に「パイナップルの歴史」という本が置いてあったので、熟読する。コロンブスが持ち帰ってきたのかー。

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「宝石のような果肉と芳しい匂いで国王を魅了した」、「模様が数学のフィボナッチ数列に従う神秘性」とかどうも当時一大ブームを引き起こしたらしい。

パイナップルの黄金時代。

みんな、酸っぱい、とか、口がヒリヒリする、とかは気にならなかったんだろうか。

自分はパイナップルが好きではない。

 

本屋にいったあとは、デパートの地下街で菓子を物色した。

良く分からなかったので、取り敢えず人が並んでいた和菓子屋に並ぶ。

紫蘇入りおはぎと豆大福+最中。

 

電車の中で最中を頂く。豪遊した一日だった。