風に向かって 壁に向かって

風に向かって書くように。壁に向かって話すように。日記や考え事の中身を書いたり、気に入ったものの紹介をしています。どちらかといえば個人的に。

恐竜とか、実は最近まで生きてたんじゃなかろうか説

恐竜とかが数千年くらい前まで生きていて、それを見た人類が、神やら竜やらとして記録を残した・・・とかだったらいいなぁ。 こんなことにロマンを感じてしまう30才。 昼休みに「最近の学説だと、ティラノサウルスとか羽毛ふかふかだったんだって?」という…

「人類は衰退しました」の真実。妖精さんが表すもの。

「人類は衰退しました 9」読みました。まさかの最終巻。 人類は衰退しました 9 (ガガガ文庫) 作者: 田中ロミオ 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/06/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (7件) を見る 科学も都市も学校も貨幣もなくなった未来。 里…

いきすぎた友達

柴田聡子「いじわる全集」を購入。 収録されてる『いきすぎた友達』が素敵過ぎてエンドレスで聴いてしまう。 ぽかんとした歌い口、繰り返すシンプルなフレーズ。 強烈ではないが、心地よい日常的なイメージがぽんぽんと浮いてくる。 いじわる全集~初回限定盤…

Call past rain

ずっと雨が降っている。 何日も何日も降っている。 眠たくてしょうがないので一日寝て過ごす。 雨の音がする。 のそっと起きたとき、この曲が聴きたくなった。 聴いてると、いつもより深く呼吸が出来そうな気がする。 澄んだ音、繰り返す細い声、儀式めいた…

Still Alive

アクションパズルゲーム「Portal」の挿入歌が気になって仕方ないので、 自分で訳してみた。(劇中の固有名詞は訳さず。) 僕らが何をしても、サイエンスは進み続ける。 僕らが死んでも進み続ける。 死んだ人を忘れ、新しい銃を作りながら。 Portal - 'St…

誰も永遠には生きない その2

実家に戻りご飯を食べて、風呂に入ったあとに再度病院へ。 祖母の夜間付き添い。 祖母の病室へついた途端、叔母が言った。 「お前には付き添いは無理かもしれない。」 どうも祖母の様子が尋常ではないとのこと。 いきなりうわ言を言って、ぞっとする大声量で…

誰も永遠には生きない その1

入院中の祖母に付き添った。 吸い口から水を与え、口に食事を運ぶ。 食べ終わったら、入れ歯を外してうがいをさせ、口内に食べカスが残っていないか確認する。 口を動かす祖母は、どうにもボーっとしていて、僕のことを認識していない風情だった。痛み止めか…

愛情とは何か

祖母が転倒、骨折した、との報を聞いて病院へ。 電話口の母親の話では、今にも死んじゃいそう、と言わんばかりの様子だったが、実際に顔を合わせるに、どうもそこまでの話ではないようだった。 薬のせいか、痛みのショックか、表情に乏しく、動きが緩慢な祖…

こどもの夢と憂鬱

連休返上しての学会発表が終わり、アジアでの事業立ち上げ用の新製品も、今日初めてまともな形になった。 なんて書くと出来る人っぽいけれど。ただ平々凡々と毎日を生きているだけではある。 ちなみに学会では、僕らの新手法のうわさが回っているらしく、発…

なかなか人間シリアスにはなれない

日曜日くらいから、ニュースを読む時間が増えた。 もちろんウクライナについて。 おとといあたりから急にトーンダウンしたけど、日曜日時点では「9.11以来の大事件じゃん!」とか「いまさら冷戦のリベンジマッチかよ 」とか、本気でビクビクしてた。 しばら…

雪の影の色、穴掘り

記録的な大雪。ここしばらくは家で会社で雪掻きばかりしていた。道路が全面封鎖されてスーパーにもモノが全く入らないので、作り置きのカレーばかりを食べている。 1mくらい積もった雪を掘る。その間、ずっと物語の中の穴掘りのシーンを思い出していた。「ニ…

針葉樹林だった頃から

雪が降っている。 埼玉とは思えない大雪。午前は散歩がてら会社に行って、ちょっと仕事をした。会社まで歩くのが、以外に楽しい。 工場敷地内の坂で、子供たちがそり遊びをしていた。「すごい滑るね。」と声をかけたら、いそいそと何処かに行ってしまった。 …

人格者になるには、善を成すには

「人格者になりたい」と姉は言った。 これを聞いた時に感じた違和感について書く。 姉の批判云々以前に、「人格者は人格者を目指したりはしない」とか、「お前には無理だ・・・」とか、色々言いたいことはあった。 しかし、それよりも強く感じたのが、「人格…

血のつながりと甘え

少し前に、芸能人が子供のDNAを検査した結果、自分の子供ではないことが発覚した事件があった。 僕としては、「でも十何年も面倒見てたら、もはや実子じゃなくても関係ないよね」というのが初めに出てきた感想だった。 しかし、本当にそうかね。 もしも自分…

water is wide

スコットランド民謡らしい。 原詞とyamatakaお手製のてきとー訳詩は以下。 『The water is wide』 遠い水面 The water is wide, I cannot cross o'er, 遠い水面の向こうへと But Neither have I the wings to fly. 私に翼が無いならば Give me a boat, that …

そして僕らは平凡に幸せになった

大変遅れながら、ジャンプで連載していた西尾維新 原作の漫画「めだかボックス」の最終巻を読んだ。 ジャンルは「シュール能力バトル漫画」 文学好きで通してる身としてはおおっぴらに言い辛いが、自分はこの作者さんの10年来の大ファンだ。 この人の物語の…

被害者の目と手

職場に新しい人が異動してきた。人減らしを行った隣の職場から。 にこにこと笑う、優しそうな男の人だった。一緒にお茶を飲む。僕もにこにこと笑う。 「会社の都合であっちこっち遣られて、大変ですね。」 「いえいえ。不慣れでご迷惑をおかけしますが、新し…

風に向かって書けたら

「風のために何かが書けたら、どんなに素敵だろう」 これは村上春樹だったろうか。 少し前に30才になった。 一日に考えたこと、一日に感じたこと。このまま誰にも何も話さずに過ごすのは、正しいことなんだろうか。 この疑問から、ブログをはじめることにす…