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風に向かって 壁に向かって

風に向かって書くように。壁に向かって話すように。日記や考え事の中身を書いたり、気に入ったものの紹介をしています。どちらかといえば個人的に。

誰も呼ばないで。

誰も呼ばないで。私の名前を呼ばないで。 少しだけ死んだままでいたいの。 置き去りにされた夜の海みたいに。

結婚式の写真の中で

結婚式場のスクリーン。 馬鹿みたいにピースサインをしている仲間が写っていた。 今よりも若い僕達。 写真のなかの僕らは、今の僕らよりもずっと友達であるように見える。 ただそれだけ。

女の子が死ぬ話

誰の心にも、ひとりの死んだ女の子がいる。 十五歳で死んだ女の子。 病気なのか事故なのか、それとも自分で死んだのか。理由はひとりひとり違うのだろう。 いつか、突然女の子がひとり死んでいたことに気づく。誰にも看取られずに。 彼女の死から何年も経っ…

もし明日隕石が落ちてきたら

もし明日隕石が落ちてきて、地球が滅ぶとわかったなら最後はどこで過ごそうか。 昔からずっと考えてる。 子供の頃はけやき並木。図書館に続く木漏れ日の中。 背が伸びきった頃は弓道場。虫の鳴いてる矢道の芝生。 怠け者だった頃ならサークル棟の部室。楽譜…

人間は亡くなったりしない

「亡くなる」という言葉が嫌いだ。 亡くなったんじゃなくて、死んだんだろ?と言いたくなる。 死の持っている残酷さ、荒々しさ、無意味性に鈍感になりたくはない。 人間は亡くなったりしない。死ぬだけ。

名前のない怪物

個人的な、優れたゲームやアニメの曲の評価軸の一つとして「どれだけコンテンツの中身を表現しているか」という要素がある。 極端な話、この曲だけで中身の主題が十全に理解できる!!、というのはすごいなぁ、と思うのだ。 (一番すごいと思ったのがアニメ…

人生はただ一問の質問

人生はただ一問の質問にすぎぬと書けば二月のかもめ 寺山修司 人生は一問の質問である、とバサッと言われてしまえば、そんなもんかな、って気がしてくる。 けれどその質問を受け取れる人はすごく少ないと思う。 自分が思うに、多分「一問の質問」を問うナニ…

7月31日のソーダ水

海がすべてソーダ水になればいい。 空の上で栓の抜ける音がすればいい。 黒々と青い海の水も。 子供の汗ばんだ白いシャツも。 塩辛い空気も。 ガラス瓶の中で全てが混じればいい。 栓抜きのポンって音がする、その時に。 江の島に行ってきました。タイトルは…

海の日の

海の日のどこを切り取っても夏 (yama) 山頭火風の俳句にしてみた。 山梨のほったらかし温泉。日の出を見に来たことはあるけど、日中は初めて。 もう一句 海の日やええおっさんの赤帽子 yama 赤帽子かぶってもいいじゃない。海の日だもの。 写真を撮ろうとし…

鬼談

「ころされた、ぼくが、むかし」と手を引く子 私じゃないって何度言っても yama また短歌。 小野不由美の鬼談百景を読みながら

雨を呼ぶ土

『雨を呼ぶ声する土を踏みて行く カバンも傘も靴すら捨てて』yama 短歌を作ってみた。 夕方、久しぶりに雨を全身に浴びて帰った。 畑近くを通ると周囲一面から土の匂いがした。 全身に雨を浴びてみてわかった。 まわりの濃い空気も土も、余熱を捨てきれない…

Komm,susser Tod

I know, I know I've let you down 君をがっかりさせてきたんだ I've been a fool to myself 僕自身を駄目にし続けることで I thought that I could Live for no one else 君のためになら、生きる意味だって信じられた But now through all the hurt & pain …

生きるということ(自分版)

一人ひとりがこれを作ってみたら、とても価値があるんじゃないだろうか? 谷川俊太郎みたいに。 『生きる』 生きているということ 今生きているということ それは空気が匂うということ 朝が来るということ 同じ日は来ないということ この道を歩くということ …

留保のあるラブソング

自分の好きな音楽ジャンルの一つを挙げろと言われたら、僕は「留保のあるラブソング」を挙げる。個人的な好みの問題で。 それって何?ときかれると困るのだが。 例えば村上春樹のエッセイを読むと、時々「留保のない○○」という表現が出てくる。大抵は留保の…

凡人が生きる。いのちということ。「灰と幻想のグリムガル」の感想。

『灰と幻想のグリムガル』、がアニメ化されるらしい!! TVアニメ『灰と幻想のグリムガル』PV第1弾 - YouTube(色合いが優しくて好み。サガフロを思い出した。) 第1巻を読んだときからこのシリーズにほれ込んでいる自分としては、声を大にしてオメデトウを言…

豪遊する

仕事が無い日は行くとこなーい、って歌いたくなる感じの一日だったので、偶には豪遊してみた。 まずは、メイン目的の秋シャツ探し・・・は百貨店やら色々探すも全く気にいらず。代償行為として、一目見て気になった南米風のポンチョを購入。 これ、いつ着る…

秋の虫、美しい孤独、美しい惨めさ

今日、初めて家で虫の声を聴いた。 もしかしたら今日以前から鳴いていたのを気づかなかっただけかも知れないけれど。 思い出したのが、 しのびやかに遊女が飼へるすず虫を殺してひとりかへる朝明け 若山牧水 の歌。 惨めな遊女のちっぽけな鈴虫を殺す、惨め…

9月11日のこと 9.11

2001年9月11日、同時テロの日の僕は、実力試験を翌日に控えた高校生だった。 塾から帰ってきたら父が食いつくようにテレビを見ていて、高層ビルに飛行機が突っ込んだことを教えてくれた。 そのとき感じた印象は、一生忘れないだろう。 テレビを見た時、ビル…

僕たちは、なぜ豊かに暮らしているのか

会社の会談の踊り場で製造の親方と話した。「はやくイイ物を開発して、地元の工場を盛り上げてくれな。」。 日本拠点の工場には仕事がなく、人余りだと聞く。 ウチの部署には二つの流れの製品がある。 一つは日本の工場が作った日本向け製品。 一つはアジア…

伸びすぎた爪を見ている

友人から「体の一部を使った短歌を作れ」と言われる。 ・伸びすぎた爪を見ているまた明日も言われぬであろう さよなら 上手くまとまったけど、まとまりが良すぎてイマイチ。あと女性的にすぎるか? 短歌とか久しぶりに作った。 もう一個。 欝病で服薬してい…

今日のwhyなぜ

今日のwhyなぜ Q:「どうして巨大イカは存在するのに巨大タコは存在しないの?」 ダイオウイカとかいるのにさぁ・・・。 Yama's answer(仮説): A:「イカは外洋、深海型、タコは近海、浅瀬型が多いから。」 イカって水中をスイスイ泳いでますけど、タコっ…

その嘘は君に任せた

友人から急に短歌のお題が届いた。 『その嘘は君に任せたー』以降を作ることに。 短歌を作り始めて2,3ヶ月の人の割に、面白い出だしだと思う。 いろいろ発展性がある。 このお題を聞いて、すぐに浮かんだイメージはあるんだけど、それが言葉にできない。 イ…

恐竜とか、実は最近まで生きてたんじゃなかろうか説

恐竜とかが数千年くらい前まで生きていて、それを見た人類が、神やら竜やらとして記録を残した・・・とかだったらいいなぁ。 こんなことにロマンを感じてしまう30才。 昼休みに「最近の学説だと、ティラノサウルスとか羽毛ふかふかだったんだって?」という…

「人類は衰退しました」の真実。妖精さんが表すもの。

「人類は衰退しました 9」読みました。まさかの最終巻。 人類は衰退しました 9 (ガガガ文庫) 作者: 田中ロミオ 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/06/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (7件) を見る 科学も都市も学校も貨幣もなくなった未来。 里…

いきすぎた友達

柴田聡子「いじわる全集」を購入。 収録されてる『いきすぎた友達』が素敵過ぎてエンドレスで聴いてしまう。 ぽかんとした歌い口、繰り返すシンプルなフレーズ。 強烈ではないが、心地よい日常的なイメージがぽんぽんと浮いてくる。 いじわる全集~初回限定盤…

Call past rain

ずっと雨が降っている。 何日も何日も降っている。 眠たくてしょうがないので一日寝て過ごす。 雨の音がする。 のそっと起きたとき、この曲が聴きたくなった。 聴いてると、いつもより深く呼吸が出来そうな気がする。 澄んだ音、繰り返す細い声、儀式めいた…

Still Alive

アクションパズルゲーム「Portal」の挿入歌が気になって仕方ないので、 自分で訳してみた。(劇中の固有名詞は訳さず。) 僕らが何をしても、サイエンスは進み続ける。 僕らが死んでも進み続ける。 死んだ人を忘れ、新しい銃を作りながら。 Portal - 'St…

誰も永遠には生きない その2

実家に戻りご飯を食べて、風呂に入ったあとに再度病院へ。 祖母の夜間付き添い。 祖母の病室へついた途端、叔母が言った。 「お前には付き添いは無理かもしれない。」 どうも祖母の様子が尋常ではないとのこと。 いきなりうわ言を言って、ぞっとする大声量で…

誰も永遠には生きない その1

入院中の祖母に付き添った。 吸い口から水を与え、口に食事を運ぶ。 食べ終わったら、入れ歯を外してうがいをさせ、口内に食べカスが残っていないか確認する。 口を動かす祖母は、どうにもボーっとしていて、僕のことを認識していない風情だった。痛み止めか…

愛情とは何か

祖母が転倒、骨折した、との報を聞いて病院へ。 電話口の母親の話では、今にも死んじゃいそう、と言わんばかりの様子だったが、実際に顔を合わせるに、どうもそこまでの話ではないようだった。 薬のせいか、痛みのショックか、表情に乏しく、動きが緩慢な祖…

こどもの夢と憂鬱

連休返上しての学会発表が終わり、アジアでの事業立ち上げ用の新製品も、今日初めてまともな形になった。 なんて書くと出来る人っぽいけれど。ただ平々凡々と毎日を生きているだけではある。 ちなみに学会では、僕らの新手法のうわさが回っているらしく、発…

なかなか人間シリアスにはなれない

日曜日くらいから、ニュースを読む時間が増えた。 もちろんウクライナについて。 おとといあたりから急にトーンダウンしたけど、日曜日時点では「9.11以来の大事件じゃん!」とか「いまさら冷戦のリベンジマッチかよ 」とか、本気でビクビクしてた。 しばら…

雪の影の色、穴掘り

記録的な大雪。ここしばらくは家で会社で雪掻きばかりしていた。道路が全面封鎖されてスーパーにもモノが全く入らないので、作り置きのカレーばかりを食べている。 1mくらい積もった雪を掘る。その間、ずっと物語の中の穴掘りのシーンを思い出していた。「ニ…

針葉樹林だった頃から

雪が降っている。 埼玉とは思えない大雪。午前は散歩がてら会社に行って、ちょっと仕事をした。会社まで歩くのが、以外に楽しい。 工場敷地内の坂で、子供たちがそり遊びをしていた。「すごい滑るね。」と声をかけたら、いそいそと何処かに行ってしまった。 …

人格者になるには、善を成すには

「人格者になりたい」と姉は言った。 これを聞いた時に感じた違和感について書く。 姉の批判云々以前に、「人格者は人格者を目指したりはしない」とか、「お前には無理だ・・・」とか、色々言いたいことはあった。 しかし、それよりも強く感じたのが、「人格…

血のつながりと甘え

少し前に、芸能人が子供のDNAを検査した結果、自分の子供ではないことが発覚した事件があった。 僕としては、「でも十何年も面倒見てたら、もはや実子じゃなくても関係ないよね」というのが初めに出てきた感想だった。 しかし、本当にそうかね。 もしも自分…

water is wide

スコットランド民謡らしい。 原詞とyamatakaお手製のてきとー訳詩は以下。 『The water is wide』 遠い水面 The water is wide, I cannot cross o'er, 遠い水面の向こうへと But Neither have I the wings to fly. 私に翼が無いならば Give me a boat, that …

そして僕らは平凡に幸せになった

大変遅れながら、ジャンプで連載していた西尾維新 原作の漫画「めだかボックス」の最終巻を読んだ。 ジャンルは「シュール能力バトル漫画」 文学好きで通してる身としてはおおっぴらに言い辛いが、自分はこの作者さんの10年来の大ファンだ。 この人の物語の…

被害者の目と手

職場に新しい人が異動してきた。人減らしを行った隣の職場から。 にこにこと笑う、優しそうな男の人だった。一緒にお茶を飲む。僕もにこにこと笑う。 「会社の都合であっちこっち遣られて、大変ですね。」 「いえいえ。不慣れでご迷惑をおかけしますが、新し…

風に向かって書けたら

「風のために何かが書けたら、どんなに素敵だろう」 これは村上春樹だったろうか。 少し前に30才になった。 一日に考えたこと、一日に感じたこと。このまま誰にも何も話さずに過ごすのは、正しいことなんだろうか。 この疑問から、ブログをはじめることにす…